クラボウの工場が商業・文化施設になった「倉敷アイビースクエア」
公開日: | 最終更新日: 2018/06/06 岡山観光案内
もくじ
倉敷アイビースクエアとは?
写真提供: 岡山県観光連盟
倉敷アイビースクエアは、ホテルを中心とした複合商業・文化施設。倉敷美観地区にあります。
ここはかつて、日本で初めて本格的なデニム生地「KD-8」を作ったクラボウ(倉敷紡績)の本拠地だったところ。蔦(ツタ)のからまる趣あるたたずまいが印象的です。
クラボウとデニム
写真提供: 岡山県観光連盟
クラボウ(倉敷紡績)について
倉敷紡績は、1888(明治21)年に倉敷で綿の紡績工場として創業した総合繊維メーカー。
現在では、繊維製品・化成品・工作機械などの製造販売から不動産事業まで幅広く手掛ける大企業です。(現在、本社は大阪にあります。)
クラボウのデニム事業
クラボウがデニム事業に進出するのは、1970年のこと。
当時、本格的なデニム生地(中白の糸を使った高オンスのもの)を作る技術が日本にまだなく、本格派のジーンズは、アメリカから生地を輸入して作られていました。
クラボウは、独自にロープ染色機を完成させたカイハラ(貝原織布)をはじめ、複数の企業と協力関係を築いてデニム生地の開発に取り組み、1972年、国産初の本格的デニム生地「KD-8」を完成させます。
クラボウではこの後も、先進的な生地の開発が続いています。
倉敷アイビースクエアの施設
写真提供: 岡山県観光連盟
倉敷アイビースクエアは、ホテル、レストラン、倉紡記念館などが入った複合商業・文化施設。倉敷美観地区の一角にあります。
商業・文化施設になるにあたって改修されていますが、建物はもともと明治時代に倉敷紡績所の工場や倉庫として建てられたもの。歴史を感じさせる印象的なたたずまいです。
倉紡記念館(くらぼうきねんかん)
クラボウの創業からの歴史について展示されています。
建物はもと原綿倉庫。
入場料は、一般 350円、学生 250円。ただし、アイビースクエア(ホテル)に宿泊する方は無料です。
倉紡記念館
開館時間 9:00~17:00
休館日 なし(年中無休)
入場料 大人350円、学生 250円(※アイビースクエア宿泊者は無料)
所在地 岡山県倉敷市本町7-1 倉敷アイビースクエア内
電話番号 086-422-0011
関連リンク:
倉紡記念館公式サイト
クラボウ公式サイト
ホテル
写真提供: 岡山県観光連盟
赤レンガに蔦がからまる明治ロマンなホテルです。
その他
レストラン、イベントスペース、工房などもあります。
※
当記事の写真は、岡山県観光連盟より提供をうけて掲載しています。当サイトは、おかやま旅ネット(岡山県観光連盟)のメディア会員です。
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