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岡山デニムとは? 意味解説 & 岡山のジーンズブランド一覧

公開日: 2013/08/28 | 最終更新日: 2015/08/31 井原デニム 倉敷デニム 児島デニム

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岡山デニム通になろう♪

「岡山デニムって何?」というところから「どうして話題なの?」「どんなブランドがあるの?」といったところまで、ガッツリまとめました。

岡山デニムとは?

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岡山デニムとは、「岡山のデニム生地・デニム製品とそのブランドなど」を指して使われる言葉です。

なぜ岡山なのかというと、

岡山県はジーンズの縫製・加工工場、デニム生地の製織工場など、ジーンズ関連の企業が多く集まる「産地」なんです。

ジーンズファンの間では以前から産地として有名だったんですが、最近は、テレビや雑誌で取り上げられたり、雑貨屋さんに岡山産デニムを使ったアイテムが並んでいたりと、よく目にするようになりました。

話題になっている理由としては、

岡山産のデニム生地・製品の質の良さから海外での評判が高まっていること、ファクトリーブランドが続々と立ち上がっていること、地元企業や商工会議所などによるPRが盛んなこと、消費者の国産志向の高まり、などが挙げられます。

どんなブランドがあるの?

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岡山デニムというと、国産ジーンズ創生期を支えた老舗から、最近生まれたファクトリーブランドやクリエイターブランドまで、実にたくさんのブランドや製品があります。

テイストもさまざま。色落ち・エイジングを楽しめる濃紺のジーンズをメインとするこだわり系ブランド、自然なユーズド加工やハードなクラッシュ加工を得意とするブランド、レディース専門でスタイルと着心地を追求したブランドなどなど。

今月のピックアップ・ブランド

色落ちがかっこよすぎるジーンズブランド《ストライクゴールド》

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ストライクゴールドは、原綿選びから縫製仕様までエイジングのためにこだわりぬいたジーンズブランド。

その細やかなこだわりは、縫いの目の数までチェックするジーンズマニアにも認められるほど。海外では特に、ジーンズの本場アメリカでの人気が高いそうです。

詳しくは → エイジングにこだわりぬいたジーンズを見てきた! The Strike Gold & 倉敷天領デニム

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個性的に楽しみたい方には《倉敷天領デニム》のカラーレボリューション・シリーズもオススメ。

岡山デニムの特徴

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ブランド数が多く、コンセプトやタイプも様々なのでひとまとめにいうのは難しいですが、岡山のブランドの1つの特徴として、高品質・高価格の製品が多い ということは言えると思います。

縫製・加工などの工程が岡山で行われているだけでなく、こだわりの国産デニム生地を使っているブランドが多いため、品質が高く、そのぶん高価格になっています。

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価格帯としては、ジーンズ1本 1万円~2.5万円くらいのものが多いです。


ブランドによっては低価格のジーンズがメインで、生産拠点を海外にも持つところもあります。
その場合、「岡山のブランド」ではあるものの、岡山以外の地域で作られている分は「岡山産ではない」ということになります。(たとえば、ベティスミスは中国などにも自社工場をもつため、ベティスミスの製品には岡山産のものとそうでないものがあります。ベティスミスのネットショップの商品詳細ページには中国製/日本製などの記述があるので、商品ごとに製造国が確認できます。)

岡山のジーンズ産業の歴史

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岡山(特に児島と井原)では昔から繊維産業が盛んで、長く縫製などの技術が受け継がれてきました。

戦後、輸入の中古ジーンズが次第に人気になり、1960年ごろから児島と井原でジーンズの生産がはじまります。1965年には、本場アメリカのデニム生地を使った本格的なジーンズ生産が開始。

その後、デニム生地も県内で作られるようになり、今では、海外の高級ブランドも岡山から生地を仕入れるなど、国際的にも「デニム・ジーンズの聖地」として知られるようになっています。

また、近年は、生産だけでなく観光にも力を入れており、岡山を訪れるジーンズファンや観光客が産地のジーンズをお買物できるよう直営店を集めて観光エリアとして整備するなど(児島ジーンズストリート)、様々な取り組みが行われています。

岡山のジーンズブランド & 通販サイト一覧

岡山のジーンズ・デニム製品のブランドを あいうえお順 に一覧にしています。

岡山デニム 井原デニム 倉敷デニム 児島デニム・・4つのコトバの関係

岡山県内でも、ジーンズやデニム生地の生産が特に盛んなのが、井原市と倉敷市の児島地区です。

岡山県
 井原市(県の西の方。広島との県境)
 倉敷市 児島地区(県の南の方。香川との県境)

というのがそれぞれの位置関係。

井原デニム・倉敷デニム・児島デニムは、それぞれ言葉で限定された範囲内のブランド等を指して使われる言葉、岡山デニムはそれら3つを包括する言葉、ということになります。

倉敷市内にあって児島地区に縁のないブランド・メーカーはほとんどないと思うので、倉敷デニムと児島デニムはほぼ同義と考えてよいかもしれません。

井原と倉敷児島はどちらも岡山県内ですが、エリアとしては異なるので、定義としては別モノになります。ただし、たとえば、児島のブランドが井原の生地を使って児島で縫製・加工をしている、といったケースはよくあるので、両者は密接に関係している場合も多いです。

もうちょっと細かい話・・コトバの定義など

「岡山デニム」等のコトバには、オフィシャルな定義や基準があるわけではありません(2015年4月現在)。国産ジーンズブームの盛り上がりとともに、その産地に属する生地・製品やブランドの全体を指して使われている状況なので、いまのところ、いろんな意味であいまいな面をもっています。

ここがあいまいなままだと(たとえば)どのブランドが岡山デニムに含まれるかといった点について判断しづらいところがあるので、当サイトではどういった基準でこの言葉を捉えているかについて、以下にまとめておきます。

デニムとジーンズ

デニムは本来「生地」を指す言葉なのですが、最近では、「ジーンズを含むデニム製品全般」を指して使われることが一般的になってきました。

このサイトでは、一般的に認識されている意味・使われ方を重視し、デニム生地だけでなく、ジーンズやデニムスカートなどのデニム・アイテム全般も含めて「デニム」という言葉を使うことにしています。

その地域に属するかどうかの判断基準

このサイトでは、本社・本店のいずれかまたは両方がその地区内にあるメーカーとブランドを指して、岡山デニム(井原デニム、倉敷デニム、児島デニム)としています。

国産ジーンズとデニム生地の多くは岡山か広島で作られているため、仮に、岡山デニム=岡山県産デニムと考えると、(大阪本社のブランドなど)かなり多くの国産ジーンズブランドがこのカテゴリに含まれることになるのですが、「岡山デニム」という言葉の現在の一般的な使われ方を(販売会やメディア等で)見るかぎり、他県のブランドのことは基本的に意図されていないと思われます。また、自社工場・協力工場が岡山以外にあっても本社が岡山県内にあれば、一般的に「岡山のブランド」として捉えられているようです。

こういったことから、当サイトでは、本社・本店の所在によってその地域に属するかどうかを判断しています。

実際には、多くの岡山デニムは岡山県産です。

ただし、広島で縫製・加工されているケースや、自社工場が岡山県内だけでなく中国などにもあるケース(ベティスミス)等もあります。

まとめ

thank you for reading ♪

岡山デニムの解説、いかがでしたでしょうか。

さぁ、今日からあなたも "岡山デニム通" です。

色んなブランドを覗いて、あなた好みの一品を探してくださいね♪

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